太田診療所

太田診療所(京都市右京区) 内科 消化器内科 呼吸器内科

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病気のお話コラム

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    いつまでも元気で健康な身体でいるためには、規則正しい生活習慣とバランスの良い食生活を送ることが大切です。そして、次に大切なことは体の不調を感じたら、「仕事が忙しいからなかなか時間が取れなくて・・・」「お医者さんはちょっと苦手で・・・」と思って先に延ばさずにできるだけ早めの受診をして下さい。
    不安を抱えたまま毎日を過ごすのは、楽しいものではありませんし、早期発見、早期治療をして頂くことが回復への一番の早道です。当診療所は、地域のホームドクターとして皆様がいつも元気で頂けるように健康を守るお手伝いをさせて頂きます。

第13回 鉄欠乏性貧血について

貧血とは血液にある赤血球中のヘモグロビン(血色素)が少ない状態をいいます。このヘモグロビンは酸素を運ぶ働きをします。ですからヘモグロビンが少なくなった貧血の状態では、体のなかの色々なところで酸素不足がおこります。貧血の症状である、めまい、どうき、息切れ、疲れやすさ、立ちくらみなどはこのためです。

貧血の原因はいろいろありますが、最も多いのが鉄欠乏性貧血です。ヘモグロビンの原料は鉄分なので、体の中の鉄分が不足するとヘモグロビンが少なくなり、貧血になります。鉄分の不足する原因として一番多いのは出血です。女性は月経という生理的出血がありますので、男性にくらべて鉄欠乏性貧血になりやすいのです。さらに子宮筋腫などの婦人科疾患があると症状が強くなります。男性や閉経後の女性の場合には、出血性の消化器病、たとえば、胃十二指腸かいよう、胃がん、大腸がんなどがかくれていることがあり、注意がひつようです。その他の鉄分の不足する原因としては、極端な偏食や過激なダイエットによる食事からの摂取不足や、成長期の鉄分の需要の増大、胃切除後の鉄分の吸収障害などがあります。

予防には鉄分を多く含む食品をとることです。牛やぶたのレバー、とりもつ、卵黄、大豆、魚の干物、貝類、海藻、ごまなどを工夫してとってください。しかし、はっきりと鉄欠乏性貧血がある場合の治療としては、このような食事療法だけではきわめて不十分です。なぜなら、治療に必要な鉄分をとるにはレバーなら毎日700g以上、乾燥ひじきなら150g以上も食べなくてはならないからです。実際には鉄を成分とした増血剤(鉄剤)を服用していただきます。副作用としては軽い腹痛、食欲低下、嘔気、便秘、軟便などの消化器症状がときにあります。また、鉄剤服用中は便が真っ黒になることを覚えておいてください。消化器症状が強くて鉄剤がのめなかったり、胃かいようなどがあって鉄剤をのまない方がよい場合には、注射の鉄剤もあります。

治療により貧血は確実によくなりますが、貧血の原因である病気がかくれていることがあります。その治療も同時にしないと、また貧血が繰り返されます。さらに、貧血の原因ががんなどの大変な病気のこともありますので、医師と相談の上、胃カメラや大腸検査など必要があれば受けてください。

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